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オリジナルBL・百合小置き場

BL「魔王様のお連れ合い」おまけ

「魔王様のお連れ合い」おまけ

1
「おーっす裕太、カミール」
「あれ、誠司じゃん。最近よく見るけど魔界でどうしてんの?」
「帰って来た。今はフツーに人間界で暮らしてるよ」
「えっ、魔王は?」
「別れた」
「えーーー魔王と言えば裕太のBL攻めランキング2位のおいしい相手だよ!?別れちゃったの!?」
「……俺が休学してる間に、随分BLに詳しくなったなカミール」
「石油王として立派な攻めになろうと勉強中なんだ」
「カミール、交際に大事なのは肩書きじゃなくて相手を愛する気持ちだぜ」
「経験者は語る」
「よく胸に刻み込んでおくよ」


2
ある日、善の神に会いに行った。
「おーい善の神、いるか?」
「はいはい、ちょっとこっちに呼ぶから待っててね」
すっと天界へあげられる俺。

「どうしたのー」
この前見かけた天使を、相変わらず膝にのせ、撫でくりまわしている善の神。膝の上の天使ものんびりしている。
天界、初めて来たけどえらい穏やかだな。羨ましいぜ。

「今まで散々迷惑かけてきたから、お礼とお詫びの品を、と思って。ちょっとしたものですが」
「えーありがとう、律儀だなあ」
「不良は律儀であれというのが家訓なんだよ」
「あー君んち不良家族だもんね。この前はびっくりしたよ。魔王のこと殴れる存在って早々いないからね」
君のご両親は強いねえ。

「まあな」
ふふんと誇らしげな気持ちになる。

「ということで、今まで悪かったな。今後もあいつの監視頼むよ。」
「おっけー。ほんと君んちの教育のお陰でめきめき大人になっていっててとってもありがたいよ」
「そりゃよかった」

じゃあな。またなんか持ってくるわ。
そう告げて帰った。

……ところであの天使は一体誰なんだろう。次にあったら聞こうと思ったのであった。



3
「ところでこの前言ってた、攻めランキングってなんだよ」
「裕太が考えた最強の攻めランキングだよ。」
「ふーん?」
「俺調べによると、10位同級生、9位幼馴染み、8位元ヤンの先輩、7位御曹司、6位社長・組長、5位石油王、4位王族、3位天使・悪魔、2位魔王、1位神って順番で強い」
「カミール結構条件満たしてるじゃん」
「そうなんだよ、でもあんまり攻めっぽくなくて……」
「気にすんなよ」

「ということで、誠司は2位と付き合ってたってことで、すごいねえって話だったんだよ」
「あーなるほど。そういや、俺神と天使の組み合わせ知ってるわ」
「まじで」
「1位と3位だ!攻め同士!どっちが攻めになるの?」
「多分神じゃね?天使はなんか丸っこくてちっさかったから攻めっぽくはなかった」
「まあでも世の中分からんからな。丸っこ天使攻めかも」
「リバもありだね。無性同士カプ?」

「……カミールのBL知識は日々増えていくんだな」
「思ったより勉強熱心だったんだよ」




4
「誠司の恋活ってどうなってんの?」
「一応アプリを使って3人と会ってみたけど。サラリーマンと大学生と高校生」
「未成年はやばいんじゃね」
「そうなんだよな、だから今んとこ現実的なのはサラリーマンか大学生」
「でも、高校生相手だったら誠司、8位元ヤンの先輩になれるよ」
「俺現役不良だしいいわ」
「あれは学生同士を想定した属性だからな。未成年に手を出すのはだめだぜ」
「そっかー」

「サラリーマンは優しい感じで、大学生はまあ、普通の大学生ってかんじだな。一応魔王とも連絡とってはいるから、元サヤの可能性もなきにしもあらずってとこ」
「ふーん。恋活って楽しい?」
「まあまあだな。でも、交際歴とか聞かれるとちょっと困る。俺の交際歴って魔王だけだし」
「前カレが魔王ってなるとなかなかハードル高いよね」
「魔王の元カレと出会うことなんて生きててそうそうないことだろうしな」
「実際敬遠されがちなんで、最近は黙ってる。」
「恋活も大変なんだねえ」
「幸せは簡単には手に入らねえんだよ」


5
「裕太の攻めランキング、1位と3位、5位はもう埋まってるわけだから、2位と4位をくっくけるのはどうだろう」
「魔王と王族?」
「あー、なるほど。てか魔王と関係のある王国ってまじ強そう」
「1回魔王に提案してみるか?」
「王族の知り合いなんていねーぞ」
「僕の知り合いに何人かいるから連絡とってみようか?」
「流石石油王、顔が広いぜ」


「ということでお前に王族紹介してやるよ。」
「……好きな相手から恋人候補を見繕われる悲しみが分かるか」
「知らねー。そろそろお前もお前で幸せを探すのも良いんじゃないかと思ったんだよ」
「俺はお前が好きだ」
「ほう。で?」
「元サヤにおさまりたいのだが……」
「残念だな、今の俺にその気はねーんだわ」
「そうか……」
「落ち込むなって。いい王族紹介してやるからさ」
「てか王族限定なのはなんなんだよ」
「まあかくかくしかじかってやつだわ」
「わかんねーよ」






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