9×9

オリジナルBL・百合小置き場

BL「石油王は就活中」おまけ

おまけ(1)


「おまえ国籍どうすんの」
「えっ」
「詳しくは知らないけど国籍の条件付きの職種もある……っていうか、俺がどの公務員になりたいか知ってんの」
「し、知らない……」
「見切り発車にもほどがある」
「はい」
「計画性がない」
「はい……」

「おまえよかったな、受けを拐うタイプのアラブものだったら計画性のなさでおじゃんになってたパターンだぞ」
「拐わないってば……」
「こんなに計画性のない石油王がいるとは」
「裕太の中の石油王のイメージはどんな風になってるの」
「今度珠玉のアラブものBL何冊か貸してやるからそれ読んで学べ」
「BL……」
「あと国籍についても調べろよ」
「あっはい、忘れてた」
「まじで……」



おまけ(2)

「おい喜べ、国籍問題は解決した。俺、公務員やめて民間にいく。」
「えっ、いいの?!昔から目指してたって言ってたのに」
「小さいときから親が公務員になれってうるさかったんだよ。」
「そうだったんだ。」
「で、この前実家帰っておまえと結婚する話してきたんだけど」
「えっ」
「石油王なら将来も安定してそうだし、堅実そうだし、公務員にこだわらなくても問題ないんじゃないかって話になったんで、お前とも結婚できるし自由に就活できるぞ」
「結婚……報告にいってくれたの」
「ああ。近いうちにまた会わせろってよ」
「そっか……」
「おいお前感動してる場合じゃねーぞ、話聞いてたか?うちの親は『安定』して『堅実』だから結婚OKって言ったんだ、お前のあの計画性のなさがばれてみろ、絶対反対されるからな」
「えっ」
「うちの親はそこんとこ面接官より厳しいからな、気合い入れてして面接準備しておけ」
「は、はい!」


おまけ(3)

「おいカミール、面接対策やってるか?」
「やってる!」
「じゃあひとまず俺相手にしゃべってみろよ。」

「将来はどういったお仕事に就かれるんですか?」
「はい、石油の輸出入の管理を行うことになります。また、父の代から引続き、井戸の発掘作業も行っていきます。」
「では自国に帰られることになるんでしょうか」
「そうですね」
「裕太が日本に残る場合、どうされるんですか?」
「えっ?」
「裕太が日本に残る場合ですが」
「えっと……さ、拐います」

「ばかか!そんなんで親が納得するわけないだろ!」
「だって借りたBLにはそう書いてあったし、裕太もいつも言ってるじゃん!」
「あれはフィクションだばか!」
「この前の対応と違う!理不尽!」


おまけ4

「石油王×大学生という字面だけみると大変ベーシックで美味しいカップリングなのにな」
「僕は計画性も大胆さもエロさもない……だめで美味しくない石油王でごめんね……」
「いやー俺も俺で受けっぽくないしな……まあ従来からのアラブものに一石を投じたということで」
「そういうことにしておこうか」



おまけ(5)
「俺的最強攻めランキングを発表します」
「唐突にどうしたの」
「はい10位からいくぞー。10位同級生」
「あっ僕裕太の同級生だよ!」
「喜ぶにはまだ早い。所詮10位だ。はい次9位幼なじみ、8位元ヤンの先輩、7位御曹司」
「僕も御曹司!」
「はい次6位社長もしくは組長」
「社長にもなるよ!」
「5位石油王」
「わーい僕!僕だよ!」
「4位王族、3位天使と悪魔、2位魔王、1位神」
「おおー、僕結構攻めの用件満たしてるね!やったー!」
「逆にここまで条件揃ってるのにこの緩さと計画性のなさ、攻めの強引さがないのが不思議だわ」
「肩書きだけ持ってても仕方ないパターンだよね……」
「おちこむなよ、攻めにも色々あるって」
「そうかなあ……」
「ていうかお前が受けになれば問題解決じゃね?」
「その手があったか!攻めとしてうまくやれないなら受けの分野で勝負するのもありだね!」
「勝負っつっても相手は俺だからな。そのへんはまあ話し合って決めようぜ」
「リバあり?」
「ありあり」


「ていうかお前、知らないうちにBL知識豊富になってきてんな」
「毎日欠かさず勉強してるからね。裕太に見合うような立派な攻めになるように頑張るよ」
「そりゃどうも」






増えます