9×9

オリジナルBL・百合小置き場

百合?「みっちゃんの恋人はふわふわ」(3)

みっちゃんの恋人はふわふわ(3) 幼い頃、お気に入りの滑り台になにかふわふわしたものがいた。そのふわふわが見える子もいれば、見えない子もいたんだけど、わたしにはくっきりはっきり見えていて、なんでいつもあそこにじっとしているのか分からずに、いつ…

百合?「みっちゃんの恋人はふわふわ」(2)

みっちゃんの恋人はふわふわ(2) 娘が生まれたとき。会社の子持ちの男性陣から散々言われた言葉。 「いつか娘がコイビト連れてくるから、覚悟しておけよ」古典的だなあ、僕は子どもは子どもで好きに生きてくれればいいと思うんだけど、なんて余裕をかましてい…

百合?「みっちゃんの恋人はふわふわ」

「みっちゃんの恋人はふわふわ」 ある日、娘が恋人を連れて帰ってきた。 「おかーさん、みちカノジョできた、名前はふわふわ」 霧のような、謎の存在を身の回りに漂わせて。 母はこの場合どのように対応すれば良いのであろうか。5才の娘が謎の生き物(???)…

BL「石油王は就活中」おまけ

BL

おまけ(1) 「おまえ国籍どうすんの」 「えっ」 「詳しくは知らないけど国籍の条件付きの職種もある……っていうか、俺がどの公務員になりたいか知ってんの」 「し、知らない……」 「見切り発車にもほどがある」 「はい」 「計画性がない」 「はい……」「おまえよ…

BL「石油王は就活中」

BL

「僕の長所ってなんだとおもう?」 「油田持ってるとこ」 「……それは履歴書には書けないよ」俺の友人には石油王の息子がいる。しかも長男であるから、遺産もがっつりもらえる、典型的で将来有望な石油王ジュニア。 それがまさか、就活を始めるとは思ってもい…

百合「magic of love」小ネタ集

(1) 「髪の毛切ろうと思うんだけど、どんなかんじにしようかな~ゆかはどんなのが好み?」 「黒髪ストレートのぱっつん姫毛」 「りさちーですか」 「汐りんです」 「(U 'ᴗ' U)はわ」 「なんか腹立つ」 「理不尽!」(2) 「あやのにプレゼントもらった」 「…

百合「magic of love」(2)おまけ

「magic of love」(2)おまけ1 「披露宴の入場曲何にす」 「STAR TRAIN」 「決定」 おまけ2 「キスがほしいよー」 「……」 「今更好きなんて」 「……」 「言葉より魅力的だよー」 「ちらちらこっち見るのやめてくれる」 「だってゆかキスしてくれないじゃん」 …

百合「magic of love」(2)

「magic of love」(2) 一目見て思った。「恋が始まりそう」 「女の勘ね」すぐさま返ってきたフレーズに運命を感じた。ああ神様、Perfume様、ありがとう!!運命の人に出会わせてくれて!!ありがとう!!Perfumeのライブの日。わたしは友人と、友人の友人で…

百合「magic of love」(おまけ)

おまけ 「彼女になりたーい彼女になりたーい」 「どうしたいきなり事務所が違う」 「抜け駆けしてでも伸し上がる気がないなら明日はないので」 「はあ、というかどうしたの不自然な距離」 「ちょっとやめてよーそれ失恋の歌」 「やけど仕方ないやん、近い」 …

百合「magic of love」(1)

「magic of love」(1) カラオケの室内。 Perfume繋がりで知り合った友人が歌うのを聞いている。「甘い恋と愛を描いてキミのことトリコにするの」 「magic of love そんな魔法がもし使えてもドキドキできるの」 「あのさあ、これ、ほんとにドキドキできると思…

百合「彼女の髪の毛」

「彼女の髪の毛」 彼女の髪の毛は美しい。さらりとしていて、つやつやで、すこし生え際に癖があるスタイル。肩甲骨までさらりと伸びた髪はとても魅力的で、ついつい触ってしまう。 「今日の髪も素敵ですねえ」彼女の髪の毛を撫でながら言う。なんなら匂いも…

BL「武藤さんの朝」(3)完結

BL

武藤さんの朝(3) さて、決戦の日、というとおおげさだが、今日はハヤカワ君との距離をぐっと縮めて見せる。裏に電話番号を書いた名刺をうちポケットに入れ、涼しい顔をしてカウンターへと進む。「お待たせしました。」きた。 カップと入れ換えに、名刺を渡す…

BL「武藤さんの朝」(2)

BL

武藤さんの朝(2) 朝、あの店に行かなくなってしばらくがたった。相変わらず、一人で飲むコーヒーは美味しくない。豆のグレードをあげてみたり、あの店で豆を購入してみても、味気なさはどうにもならなかった。ハヤカワ君マジック。小学生のような単語が浮か…

BL「武藤さんの朝」(1)

BL

武藤さんの朝(1) ある朝、いきなりコーヒーメーカーが故障した。毎朝、自分で挽いた豆でコーヒーを淹れるのが日課だったのに。日課をこなせず、コーヒーめ飲めないとなるとなんとも落ち着かない。仕方なく、その日は出勤前にコーヒーショップでコーヒーを買…

BL「カウンター越しの恋」(7)(8)完結

BL

「カウンター越しの恋」(7) 終わりは突然訪れた。店が閉店することになったのだ。大手チェーン店ではあるが、ここの店は売り上げがいまいちだったらしい。少し場所を変えて、もう一度やり直すということだった。 確かに、ここは隠れ家的な扱いで客で店内がご…

BL「カウンター越しの恋」(6)

BL

「カウンター越しの恋」(6) 夢のようなあの日から、本当に彼は毎朝やってくるようになった。いつも、スーツに革靴、頼むフレーバーも同じ。ただ、一年前のあの頃とは違う。彼は僕に話しかけてくれるようになった。「おはよう。」 「今日は暑くなるようだね」…

BL「カウンター越しの恋」(5)

「カウンター越しの恋」(5)朝のシフトに戻ってから一週間。僕の懸念とは違い、彼が店を訪れることはなかった。僕が昼のシフトに入っていた間に、彼はコーヒーを飲む習慣を止めたのか、それとも別の店に通うようになったのか。理由はわからないけれども、とに…

BL「カウンター越しの恋」(4)

BL

「カウンター越しの恋」(4)彼とであってから数ヶ月、朝のシフトに入るようになって数ヶ月。彼を避けるように昼のシフトで働くようになって数ヶ月。初めて彼とであってから、もう、一年程が過ぎた。一年。彼を想うようになって、一年。彼を諦められなくて、醜…

BL「カウンター越しの恋」(3)

BL

「カウンター越しの恋」(3) あの日から、僕は朝のシフトを減らしていった。元々は昼間の時間帯に働いていたを、彼の声を聞く為だけに朝のシフトをいれていたのだ。願いが叶った今、朝眠い目を擦りながら出勤するなんてことはしなくてもいいじゃないか。朝、…

BL「カウンター越しの恋」(2)

BL

「カウンター越しの恋」(2) その日はいつもと違っていた。今日もまた、彼にコーヒーを渡すべく、早朝から働いていた。今日は、カップにメッセージを書いてみようか。「いつもお疲れ様です。」そんな陳腐な言葉しか思い付かないけれど、もしかしたら彼との会…

BL「カウンター越しの恋」(1)

BL

「カウンター越しの恋」 僕は大規模チェーン店のコーヒーショップでバイトをしている。バイトを始めてから数ヶ月、毎朝、同じ時間にコーヒーを買いに来るお客さんが現れた。彼はいつもきっちりとしたスーツを身につけ、いつも同じフレーバーのコーヒーをテイ…