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オリジナルBL・百合小置き場

目次

更新情報 @ss0usaku (https://twitter.com/ss0usaku?s=09) よければ感想もこちらへ BL ・コーヒー好きの社長とコーヒーショップの店員大学生 「カウンター越しの恋」(1) (2) (3)(4)(5)(6) (7) 完結 スピンオフ「武藤さんの朝」(1) (2) (3) 完結 ・石油王と大…

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BL「運命の子拾いました」(7)

BL「運命の子拾いました」(7) リクくんとメッセージのやりとりを始めて1ヶ月。返信は3日に1回くらいだが、リクくんだけ通知音を変えているので返事が来ればすぐわかる。ささっと返事をすると、10分後くらいに返事が来るので、またささっと返事をする。という…

BL「運命の子拾いました」(6)

BL「運命の子拾いました 」(6) カイと遊ぶ日。なんと、魔王様のお連れ合い様も同行してくださることになった。お連れ合い様は人間だから、人間界に詳しいし、かなり強い不良なので揉め事に巻き込まれても安心だ。人間界に恐怖心を持ってしまった僕を気遣って…

BL「運命の子拾いました」(5)

「運命の子拾いました」(5) カイにお願いされて、しぶしぶ連絡先を変態に教えた日。早速変態から連絡がきた。怖い。まだ変態ショックから抜け出せなかった僕は、一週間ほど放置していた。 でも一週間を越えた辺りから、流石に相手が変態とはいえ、返事しなく…

BL「運命の子拾いました」(4)

「運命の子拾いました」(4) あの日拾った悪魔のリクくん。リクくんと再会し、魔族とのマッチングアプリと天使を紹介してもらった。 マッチングアプリに登録している魔族のプロフィール画像を見てみると、なるほどなかなか魅力的である。やはり今まで恋愛でピ…

BL「運命の子拾いました」(3)

BL「運命の子拾いました」(3) あれから数日。変態にであってしまったショックでしばらく引きこもった。本当に怖かった。もう人間界にはいかない!!と、思ったんだけど、非常事態が発生した。財布がない。どこかで落としてしまったようだ。どこで落としたん…

BL「運命の子拾いました」(2)

「運命の子拾いました」(2) ふと目を覚ました。一番に感じたのは肘や膝のひりひりとした痛み。そして二番目に気づいたのは、僕のことを超至近距離でみつめるおじさんの存在だった。「うわー!」 「ああ、起きたね。どこか具合がわるいところはないか」言って…

BL「運命の子拾いました」(1)

BL「運命の子拾いました」 35歳。今まで一度も恋愛をしてこなかった。そんな自分が初めて恋した子、それは。道端に落ちていたちっさい悪魔だった。 ・ ・ ・ 昔から恋心というものがなかった。誰かを見てドキドキしたり、特別な存在になりたいと思ったりした…

BL「待っててください」おまけ

BL

BL「待っててください」おまけ1 「先輩はもう喧嘩はしないんですね」 「しないよ」 「先日お父様とお母様がバトルを繰り広げられていたのですが、現役かと思うほどの勢いでした」 「とーさんかーさんは体動かすの好きだからね。俺はどちらかというと本読んで…

BL「待っててください」

BL

「待っててください」 ある日突然、うちの会社が倒産した。中東で石油を扱っていた父は、いわゆる石油王というやつである。ここのところ、石油価格も上昇しており、利益も十分得られていた。息子である僕は、将来会社を継ぐべく、見解を広めるため、色々な国…

BL「王子さまはアウトローがお好き」(2)完結

BL

王子さまはアウトローがお好き(2) 警察官である彼とのやりとりはうまく続いていた。趣味の話、仕事の話、その他色々、とても楽しく話ができる。あちらのほうもわたしに好感を持ってくれているようだったので、一度会ってみよう、ということになった。 彼に会…

BL「王子さまはアウトローがお好き」(1)

BL

王子さまはアウトローがお好き わたしは某国の王の三人目の王子である。王族としてはごくごく普通に暮らしているのであるが、プライベートで、ひとつ困ってあることがある。それは、好きになる相手がことごとくアウトローであるということだ。・ ・ ・初めて…

BL「魔王様の恋活」おまけ

BL

「魔王様の恋活」おまけ 1 「魔王とより戻した」 「わ~おめでとう~!」 「離婚したときはどうなるかと思ったが、ハッピーエンドでよかったな」 「ハッピーエンドかどうかは死ぬまでわかんねーよ。人生の幸せは日々の積み重ねだからな」 「深いねえ」 2 「…

BL「魔王様の恋活」(3)完結

BL

魔王様の決断 王族の三男坊、アレクと付き合いはじめて半年。誠司への未練は残るが、アレクとの交際も穏やかで思いやりに満ちた、非常によいものであった。ある日。 「マオ、わたしと同棲しないか」 そう提案された。俺は魔界を統治しないといけないので、未…

BL「魔王様の恋活」( 2)

BL

魔王様の葛藤実はいま、まめにやりとりをしている相手の名前は全て「せいじ」だ。未練たらたらなのはわかっているが、「せいじ」という名前にどうしても期待を持ってしまう。そんななかで、今日は一人目のせいじと会う日だ。それなりにパリッとした服を着て…

BL「魔王様の恋活」

BL

恋活始めました 大切なパートナーを失ってはや一年。元サヤを狙っていたが、どうも相手はそれに答えてくれなさそうだ。望み薄。このような状態でいることが苦しい。 振られたのは当然のことだったと今なら思う。あまりにも態度が悪すぎた。愛していると思っ…

百合「好きな気持ちをまっすぐに」

好きな気持ちをまっすぐに 街中。わたしたちカップルは、どう見ても浮いていた。 ロリイタファッションのわたしと、変な柄のTシャツと中学生のときのジャージをきた相手。「相変わらずだっさ。ださいっていうかそれは部屋着でしょ」 「これは外出着です~そ…

BL「治らない痛み」

BL

治らない痛み 「頭いたい」 「いたいのいたいのとんでけ~」 「とんでいくわけないだろ」 「気の持ちよう」 「気持ちより薬の方が効くんだよ」 うそ。 幸生にそういってもらえると元気になった気持ちになる。薬も効くけど、幸生からの気遣いの方が余程嬉しく…

百合「抱いてください」おまけ

「抱いてください」おまけ1 「わたしも抱かれたい」唐突にミカさんが要求してきた。「いいですけど、いまいち女性同士で抱く抱かれるって分かってないんですよね。」 「今まで彼女いなかったの」 「はい。ていうかお付き合いするのも初めてです」 「えっ」 …

百合「抱いてください」(4)完結

「抱いてください」(4)同棲しはじめて数ヶ月。ミカさんのあまりにもずさんな生活に毎回びっくりしきりだ。ほんとこの人生きてアイドルやってたのが信じられない……奇跡だよ……というレベル。 危機管理能力と体のケアに関して非常にぽんこつなミカさん。そこを…

百合「抱いてください」(3)

「抱いてください」(3) あれから1ヶ月。週に3~4回ほどミカさんの晩ごはんを作りに通っている。それから、週1でセックス。はじめてのときはびくびくしたものだが、普通に抱いてくれたので、慣れた。なるほど事に及ぶときのミカさんはこんなかんじなのか……と…

百合「抱いてください」(2)

抱いてください(2) あのあと。連絡先を交換した日に、「また連絡する ミカ」という大変簡素なご連絡をいただいた。そして今日、金曜日の夜に会うことになり、集合場所である駅前にいる。こんな混みあった場所に姿を表していいの?それなりに認知度のあるアイ…

百合「抱いてください」(1)

抱いてください(1)仕事帰り、閑散とした街中を歩く。赤信号で待っていたとき。ふと隣を見ると、なんと、なんと!わたしの大好きな女性アイドルいた。素っぴんマスクでも、特徴的な目元で分かる。まじで目力の強いお姉さんキャラなのである。大好き。出会っち…

BL「魔王様のお連れ合い」おまけ

BL

「魔王様のお連れ合い」おまけ1 「おーっす裕太、カミール」 「あれ、誠司じゃん。最近よく見るけど魔界でどうしてんの?」 「帰って来た。今はフツーに人間界で暮らしてるよ」 「えっ、魔王は?」 「別れた」 「えーーー魔王と言えば裕太のBL攻めランキング…

BL「魔王様のお連れ合い」(2)完結

BL

魔王様のお連れ合い(2) 実家に帰って2週間。 今までも人間界に行ったときは顔を出すようにしていたので、今でも俺の居場所はある。家に帰り、もう魔界へは帰らない、と言ったときは家族に驚かれた。「魔王様は何も言わなかったの?」 「止めもしなかったわ…

BL「魔王様のお連れ合い」(1)

BL

「魔王様のお連れ合い」(1) 「てめえまた俺のプリン食べやがったな!今まで注意にとどめていたが仏の顔も三度まで!三回目の今日こそは許さねえぞ!」 「魔王に仏の言葉聞かせてなんになるって?大体毎回自分の分だけ買ってくるお前がケチなんじゃねえか!」…

BL 「A君はお怒り」

BL

Aくん、怒る ある日突然、友人から告白された。「今まで男と付き合うなんて考えてもみなかった。おれはホモじゃない。でも、お前のことを好きになってしまった。男だとか関係ない、お前が好きだ」べしーーーん!!! おもいっきりしばいてやった。なんてむ…

BL「神様のお膝元」

BL

「神様のお膝元」 「おーいカイくん、ちょっとこっち来て。」 「はい!いますぐ参ります!」 僕の名前はカイ。新人天使だ。これから色々勉強して、立派な天使になるべく日々忙しくしている……はずの立場なんだけど。 「はいカイくん、ここにお座りなさい。」 …

「みっちゃんの恋人はふわふわ」おまけ

1 「ふーちゃんっていくつなの?」 「さて、発生してから42年ほどたちましたかね」 「アラフォーだー」 「みちと二回り違うよ……僕と同い年だよ……ひぇぇ」 「まあ怪奇現象に年齢なんてあってないようなもんだと思っておけばいいんじゃないの。わたしたちも年…

百合?「みっちゃんの恋人はふわふわ」(3)

みっちゃんの恋人はふわふわ(3) 幼い頃、お気に入りの滑り台になにかふわふわしたものがいた。そのふわふわが見える子もいれば、見えない子もいたんだけど、わたしにはくっきりはっきり見えていて、なんでいつもあそこにじっとしているのか分からずに、いつ…

百合?「みっちゃんの恋人はふわふわ」(2)

みっちゃんの恋人はふわふわ(2) 娘が生まれたとき。会社の子持ちの男性陣から散々言われた言葉。 「いつか娘がコイビト連れてくるから、覚悟しておけよ」古典的だなあ、僕は子どもは子どもで好きに生きてくれればいいと思うんだけど、なんて余裕をかましてい…

百合?「みっちゃんの恋人はふわふわ」

「みっちゃんの恋人はふわふわ」 ある日、娘が恋人を連れて帰ってきた。 「おかーさん、みちカノジョできた、名前はふわふわ」 霧のような、謎の存在を身の回りに漂わせて。 母はこの場合どのように対応すれば良いのであろうか。5才の娘が謎の生き物(???)…

BL「石油王は就活中」おまけ

BL

おまけ(1) 「おまえ国籍どうすんの」 「えっ」 「詳しくは知らないけど国籍の条件付きの職種もある……っていうか、俺がどの公務員になりたいか知ってんの」 「し、知らない……」 「見切り発車にもほどがある」 「はい」 「計画性がない」 「はい……」「おまえよ…

BL「石油王は就活中」

BL

「僕の長所ってなんだとおもう?」 「油田持ってるとこ」 「……それは履歴書には書けないよ」俺の友人には石油王の息子がいる。しかも長男であるから、遺産もがっつりもらえる、典型的で将来有望な石油王ジュニア。 それがまさか、就活を始めるとは思ってもい…

百合「magic of love」小ネタ集

(1) 「髪の毛切ろうと思うんだけど、どんなかんじにしようかな~ゆかはどんなのが好み?」 「黒髪ストレートのぱっつん姫毛」 「りさちーですか」 「汐りんです」 「(U 'ᴗ' U)はわ」 「なんか腹立つ」 「理不尽!」(2) 「あやのにプレゼントもらった」 「…

百合「magic of love」(2)おまけ

「magic of love」(2)おまけ1 「披露宴の入場曲何にす」 「STAR TRAIN」 「決定」 おまけ2 「キスがほしいよー」 「……」 「今更好きなんて」 「……」 「言葉より魅力的だよー」 「ちらちらこっち見るのやめてくれる」 「だってゆかキスしてくれないじゃん」 …

百合「magic of love」(2)

「magic of love」(2) 一目見て思った。「恋が始まりそう」 「女の勘ね」すぐさま返ってきたフレーズに運命を感じた。ああ神様、Perfume様、ありがとう!!運命の人に出会わせてくれて!!ありがとう!!Perfumeのライブの日。わたしは友人と、友人の友人で…

百合「magic of love」(おまけ)

おまけ 「彼女になりたーい彼女になりたーい」 「どうしたいきなり事務所が違う」 「抜け駆けしてでも伸し上がる気がないなら明日はないので」 「はあ、というかどうしたの不自然な距離」 「ちょっとやめてよーそれ失恋の歌」 「やけど仕方ないやん、近い」 …

百合「magic of love」(1)

「magic of love」(1) カラオケの室内。 Perfume繋がりで知り合った友人が歌うのを聞いている。「甘い恋と愛を描いてキミのことトリコにするの」 「magic of love そんな魔法がもし使えてもドキドキできるの」 「あのさあ、これ、ほんとにドキドキできると思…

百合「彼女の髪の毛」

「彼女の髪の毛」 彼女の髪の毛は美しい。さらりとしていて、つやつやで、すこし生え際に癖があるスタイル。肩甲骨までさらりと伸びた髪はとても魅力的で、ついつい触ってしまう。 「今日の髪も素敵ですねえ」彼女の髪の毛を撫でながら言う。なんなら匂いも…

BL「武藤さんの朝」(3)完結

BL

武藤さんの朝(3) さて、決戦の日、というとおおげさだが、今日はハヤカワ君との距離をぐっと縮めて見せる。裏に電話番号を書いた名刺をうちポケットに入れ、涼しい顔をしてカウンターへと進む。「お待たせしました。」きた。 カップと入れ換えに、名刺を渡す…

BL「武藤さんの朝」(2)

BL

武藤さんの朝(2) 朝、あの店に行かなくなってしばらくがたった。相変わらず、一人で飲むコーヒーは美味しくない。豆のグレードをあげてみたり、あの店で豆を購入してみても、味気なさはどうにもならなかった。ハヤカワ君マジック。小学生のような単語が浮か…

BL「武藤さんの朝」(1)

BL

武藤さんの朝(1) ある朝、いきなりコーヒーメーカーが故障した。毎朝、自分で挽いた豆でコーヒーを淹れるのが日課だったのに。日課をこなせず、コーヒーめ飲めないとなるとなんとも落ち着かない。仕方なく、その日は出勤前にコーヒーショップでコーヒーを買…

BL「カウンター越しの恋」(7)(8)完結

BL

「カウンター越しの恋」(7) 終わりは突然訪れた。店が閉店することになったのだ。大手チェーン店ではあるが、ここの店は売り上げがいまいちだったらしい。少し場所を変えて、もう一度やり直すということだった。 確かに、ここは隠れ家的な扱いで客で店内がご…

BL「カウンター越しの恋」(6)

BL

「カウンター越しの恋」(6) 夢のようなあの日から、本当に彼は毎朝やってくるようになった。いつも、スーツに革靴、頼むフレーバーも同じ。ただ、一年前のあの頃とは違う。彼は僕に話しかけてくれるようになった。「おはよう。」 「今日は暑くなるようだね」…

BL「カウンター越しの恋」(5)

「カウンター越しの恋」(5)朝のシフトに戻ってから一週間。僕の懸念とは違い、彼が店を訪れることはなかった。僕が昼のシフトに入っていた間に、彼はコーヒーを飲む習慣を止めたのか、それとも別の店に通うようになったのか。理由はわからないけれども、とに…

BL「カウンター越しの恋」(4)

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「カウンター越しの恋」(4)彼とであってから数ヶ月、朝のシフトに入るようになって数ヶ月。彼を避けるように昼のシフトで働くようになって数ヶ月。初めて彼とであってから、もう、一年程が過ぎた。一年。彼を想うようになって、一年。彼を諦められなくて、醜…

BL「カウンター越しの恋」(3)

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「カウンター越しの恋」(3) あの日から、僕は朝のシフトを減らしていった。元々は昼間の時間帯に働いていたを、彼の声を聞く為だけに朝のシフトをいれていたのだ。願いが叶った今、朝眠い目を擦りながら出勤するなんてことはしなくてもいいじゃないか。朝、…

BL「カウンター越しの恋」(2)

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「カウンター越しの恋」(2) その日はいつもと違っていた。今日もまた、彼にコーヒーを渡すべく、早朝から働いていた。今日は、カップにメッセージを書いてみようか。「いつもお疲れ様です。」そんな陳腐な言葉しか思い付かないけれど、もしかしたら彼との会…